【独学・一発合格】中小企業診断士「経済学・経済政策」の勉強法・コツを解説!

中小企業診断士・一次試験の「経済学・経済政策」は、全7科目の中でも得意・不得意がはっきりと分かれる科目です。

内容として、経済学・経済政策では、グラフや数式を用いた経済学特有の問題が出題されます。

既に学習をしたことのある方にとってはスムーズな対策が可能な一方で、経済学の初学者にとっては、独特の理論や数式・グラフを用いた内容に馴染みがなく、苦戦する方が多い科目となっています。

この記事では、令和5年度の一次試験で独学・一発合格できた私が、経済学・経済政策の概要や難しさの理由をお話しした上で、合格のポイントと具体的な勉強方法を紹介します。

経済学・経済政策は、その理論さえ理解できれば高得点を狙える科目でもあります。

また、二次試験との関連性がないため、そこまで深入りせずに学習を進める効率性がとても重要です。

実際に受験を経て感じた試験の難しさを踏まえ、経済学を得意になるためのポイントを解説しておりますので、学習を進める際の参考にしてくださいね。

この記事でわかること
  • 経済学・経済政策の概要(出題範囲・難易度・合格率・二次試験との関連性など)
  • 経済学・経済政策の合格率が低い難しさの理由
  • 実際に経済学・経済政策を勉強・受験して感じたこと
  • 独学・一発合格のためのポイント
  • 私が実践した具体的な勉強方法
目次

経済学・経済政策の概要

どのような試験でも、試験の概要を把握しておくことは欠かせません。

前提として、経済学・経済政策がどのような試験となっているのかを解説します。

科目設置の目的

中小企業診断士試験の申込案内に記載がある、経済学・経済政策の科目設置の目的は以下の通りです。

(科目設置の目的)
企業経営において、基本的なマクロ経済指標の動きを理解し、為替相場、国際収支、雇用・物価動向等を的確に把握することは、経営上の意思決定を行う際の基本である。また、経営戦略やマーケティング活動の成果を高め、他方で積極的な財務戦略を展開していくためには、ミクロ経済学の知識を身につけることも必要である。このため、経済学の主要理論及びそれに基づく経済政策について、以下の内容を中心に知識を判定する。

r06_1ji_annai.pdf (j-smeca.jp) 令和6年度中小企業診断士 第1次試験案内・申込書より引用

経済学を学ぶ最終的な目的としては、経営コンサルタントとして企業に適切な助言を行うための知識を身に付けることです。

そして、経済学を学ぶことは、企業を取り巻く経済環境・消費者の在り方を知ることと言えます。

記載のある通り、経済環境に合った最適な「経営上の意思決定」を助言するためには、経済全体を広い視野で分析できる「マクロ経済学」の知識が必要とされます。

また、意思決定を行った後には、事業の成果を創出するマーケティングなどの手段を効果的に実行するために「ミクロ経済学」の知識が求められます。

このように、中小企業診断士として、経済学を通じて経済環境・消費者動向を分析できる知識・ノウハウを身に付け、企業に適切な助言が行えるようになることが求められます。

出題範囲

経済学・経済学の出題範囲は以下の通りです。

経済学・経済政策の出題範囲
  • 経済指標の見方や読み方
  • マクロ経済理論と経済政策
  • 国際経済と経済政策
  • 主要経済理論
  • 市場メカニズム
  • 消費と生産の理論
  • 組織と戦略の経済学
  • 所得分配
  • その他経済学・経済政策に関する事項

①経済指標の見方や読み方では、「GDP」や「物価指数」などの経済指標について、その内容な読み方、計算方法などを学習します。

②マクロ経済理論と経済政策から⑤市場メカニズムまでが、マクロ経済を中心とした内容です。

ここでは、経済全体を見る視点(マクロ的視点)から、「IS-LM分析」や「AD-AS分析」などの手法を用いて経済市場全体の分析を行います。

そして⑥消費と生産の理論から⑧所得分配では、ミクロ経済学を中心に学習します。

経済市場全体ではなく、より詳細な視点(ミクロ的視点)から、ひとつの企業や消費者の行動についてを分析するのがこの分野です。

それぞれ、経済学者が提唱してきた理論やモデルを、グラフや数式を使って分析できることが求められます。

試験時間や配点

経済学・経済政策の試験時間は60分、配点は100点/700点です。

日程科目配点試験時間
1日目経済学・経済政策100点60分
財務・会計100点60分
企業経営理論100点90分
運営管理(オペレーション・マネジメント)100点90分
2日目経営法務100点60分
経営情報システム100点60分
中小企業経営・政策100点90分
r06_1ji_annai.pdf (j-smeca.jp) 令和6年度中小企業診断士 第1次試験案内・申込書

経済学・経済政策は、1日目の1科目目ですので、試験本番はかなり緊張した状態で解くことになります。

また、経済学・経済政策では、4点×25問の計100点が出題されます。

1問あたりの配点がかなり大きいため、ケアレスミスが得点率に大きく影響するため注意が必要です。

合格率の推移

経済学・経済政策の、過去18年間の合格率の平均は18.7%です。

中小企業診断士資格取得を目指す方に中小企業診断士試験のご案内です (j-smeca.jp)を元に作成

最も合格率が高い年度は約39%である一方、最低の年度は2.1%であり、年度によってかなりの差があることが分かります。

いずれにせよ、10年間の平均合格率は20%以下であり難関科目であることに変わりはありません。

仮に受験年度に難化しても冷静に重要論点を得点できるように準備をし、安定して60点を取れるまでは学習しておく必要があるでしょう。

目安となる勉強時間

経済学・経済政策を合格できるレベルになるまでに、約100時間の勉強が必要と言われています。

二次試験との関連度が低いこともあり、他の科目と比べて相対的に勉強時間は少なめになるようです。

しかし、経済学に触れたことがない方にとっては、100時間で全範囲を理解することは難しいとも考えられます。

100時間にこだわらず、ご自身の得意・不得意、科目の学習状況に合わせて勉強時間の最適な配分を行うことを意識しましょう。

二次試験との関連度

経済学・経済政策の二次試験との関連度:★☆☆

経済学・経済政策は、二次試験との関連はほとんどありません。

あくまで一次試験を突破できるように、効率的に学習を進めてしまいましょう。

二次試験との関連度が高い「企業経営理論」や「財務・会計」に多くの時間を割いた方が、二次試験までの合格を見据えるのであれば得策です。

経済学・経済政策の難しさ

経済学・経済政策は年度によって合格率の差が大きく、平均しても約20%ほどの難しい試験です。

ここでは、なぜ経済学・経済政策の合格率が低いのか、その難しさの理由を考察します。

経済学の理論がシンプルに難しい

まず、経済学の理論やモデルは内容が普通に難しいです。

特に、経済学に触れたことの無い初学者にとっては、経済学特有の考え方に慣れるまで時間がかかるでしょう。

具体例として、直近の過去問を見てみましょう。

令和5年度 経済学・経済政策 第11問(設問2)

政府の国債発行に関する理論についての記述として、最も適切なものはどれか。

ア 課税平準化の理論によれば、課税による超過負担を最小化する観点から、異時点間の税収の変動を抑えるように年々の国債発行額を決定するのが望ましい。


イ 貨幣数量説が成立する古典派経済学の枠組みでは、国債発行を伴う財政政策は、金利の低下を通じて民間投資を促進する効果を持つ。


ウ ケインズ経済学の枠組みでは、流動性のわなが存在する状況下での国債発行を伴う財政政策は、金利の上昇を引き起こすために無効となる。


エ 国債の中立命題によれば、ある時点での国債発行は、家計に将来時点での増税を予期させるために、マクロ経済に与える効果は中立的となる。

この問題では、「国債」の理論についての正誤を判断しなければなりません。

それぞれの理論について内容や効果を知っておく必要がありますが、それぞれが理論はそう簡単に理解できるものではありません。私も最初は何を言ってるのかさっぱりわかりませんでした。

さらに、「金利の低下」や「流動性のわな」など、経済学の基礎理論が身に付いていることが前提で問われています。

経済学では、その理論を深堀しようとするとキリがないですし、難しすぎて勉強が進みません。

あくまで試験に合格するために必要な知識を、必要なレベルまで学習することにこだわる必要があります。

グラフや数式を用いた数学のような問題

経済学では、理論をグラフや数式を使って説明することがほとんどです。

そして診断士試験でも、グラフや数式を用いた数学のような問題が多く出題されます。

令和5年度 経済学・経済政策 第15問

ワインとチーズという2財を生産するために、2つの生産要素である資本と労働をどのように配分するかという問題を考える。縦軸に資本の賦存量、横軸に労働の賦存量をはかった下図では、OWがワインを生産するのに両生産要素の投入量がともに0の状態、同様にOCがチーズを生産するのに両生産要素の投入量がともに0の状態である。したがって、ボックスの中の任意の点は、これら2財の生産に投入される資本と労働の配分パターンを表している。

ワインとチーズの等産出量曲線がそれぞれ図のように示されているとすると、2財の生産に投入される両生産要素の配分パターンに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a 点Aでは、パレート効率が実現している。
b 点Dは点Cよりもチーズの生産量が多い。
c 点Bから点Cへの変化は、生産の効率性を改善する。
d 点Eでは、2財の生産において資本と労働の技術的限界代替率が等しい。

〔解答群〕
ア a:正 b:正 c:正 d:誤
イ a:正 b:誤 c:正 d:誤
ウ a:正 b:誤 c:誤 d:正
エ a:誤 b:正 c:誤 d:正
オ a:誤 b:誤 c:正 d:誤

曲線がたくさん記載してありますが、もはやこれはグラフなのでしょうか?

経済学に触れたことが無いと、グラフが意味する内容や変化を理解するのに時間がかかることが考えられます。

一度理解してしまえばそこまで難しくはありませんが、最初に理論をかみ砕いて整理するプロセスが必要になります。

時事問題の出題も多い

経済学・経済政策では、直近の経済環境を把握できているかを問う時事問題も出題されます。

実は経済学・経済政策では、毎年第1問・第2問で以下のような問題が出題されています。

令和3年度 経済学・経済政策 第1問

下図は、2019年1-3月期から2020年7-9月期における日本、アメリカ、中国、イギリスの実質国内総生産(前期比、四半期ベース、季節調整済)の推移を示している。図中のa~cに該当する国の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア a:イギリス  b:中国    c:日本
イ a:イギリス  b:日本    c:中国
ウ a:中国    b:イギリス  c:日本
エ a:中国    b:日本    c:イギリス
オ a:日本    b:イギリス  c:中国

この問題では、世界各国の実質国内総生産がどのように推移しているかが問われています。

極論、これは知っていれば確実に正解できる問題です。

しかし、このようなタイムリーな問題で何が出題されてもおかしくないとき、対策として効果的な学習がありません。

毎日経済に関するニュースを見たり、各調査機関が発表しているデータに目を通すなどが考えられますが、他の科目の学習も考慮するとそこまでの時間は割けないでしょう。

このように、時事問題が毎年1~2問出題される点も、経済学・経済政策の対策を難しくしているひとつの要因と言えるでしょう。

全ての選択肢の正誤判断が必要

経済学・経済政策で非常に厄介なのが「選択肢」です。

多くの問題が、すべての選択肢の正誤が判断できないと正解できない問題となっています。

以下の過去問の選択肢に注目してみてください。

令和5年度 経済学・経済政策 第12問

下図において、ある農産物に対する需要曲線Dの下で、垂直な供給曲線S0が収穫量の増加(Q0→Q1)に伴ってS1にシフトした結果、市場価格はP0からP1に下落した。このときの状況に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a この農産物の生産者は、価格の変化に対して供給量を調整することができない。
b この農産物の供給量が増加したことで、消費者余剰は減少する。
c 供給の価格弾力性は無限大である。
d 需要の価格弾力性(絶対値)が1より小さいと、供給量の増加は生産者の収入を減少させる。

〔解答群〕
ア a:正  b:正  c:正  d:誤
イ a:正  b:誤  c:正  d:誤
ウ a:正  b:誤  c:誤  d:正
エ a:誤  b:正  c:誤  d:正
オ a:誤  b:誤  c:誤  d:正

この手の問題を解いていると、「2択までは簡単に絞れたけど、結局この選択肢の正誤が分からなきゃ正解できないじゃん」という状況になるわけです。

「ウ」と「オ」まで絞れたけど、結局「a」の正誤が分からないといけないような状況ですね。

この選択肢で出題があるのは経済学・経済政策のみですが、近年はほとんどの問題がこのように出題されています。

マークシート形式の試験は、1つの絶対的な正解の選択肢を見つけてしまえばそれで終わりですが、この選択肢ではそうはいきません。

すべての選択肢の正誤が分からないと正解できない選択肢は、経済学・経済政策が難しい理由であることは間違いないと感じています。

経済学・経済政策の難しさ
  • 経済学の理論がシンプルに難しい
  • グラフや数式を用いた数学のような問題が出題される
  • 経済環境に関する時事問題の出題も多い
  • 全ての選択肢の正誤判断が必要

実際に試験を受けた感想

ここでは、私が実際に経済学・経済政策の試験を受験して感じたことをお話しします。

1日目・1科目目の緊張感は想像以上

経済学・経済政策は、一次試験全7科目の中で最も最初に受験をすることになる科目です。

そして、試験1日目・1科目目の緊張感は想像以上でした。

どんなに試験に向けて完璧に勉強してきても、本番の緊張で能力を発揮できなければ意味がありません。

本番の緊張状態でも冷静に、知識を引き出してグラフを読み取れるように準備しましょう。

また、試験本番は想像以上に緊張するものだと心構えをしておけば、少しは焦ることがなくなるかもしれません。

理論に深入りし過ぎないことが重要

経済学・経済政策の学習内容は、深入りしようと思えばどこまでの学習が終わらない底なし沼です。

しかし、試験で出題される問題を正解するためであれば、そこまで深入りする必要はありません。

それぞれの論点について、「合格に必要なレベルまで完璧にする」ことが重要だと感じています。

難しい論点が出題されたとしても、数は多くありません。

経済学なら頻出の論点を、経済学が完璧ならすぐに他の科目の学習にシフトしましょう。

選択肢の厄介さには慣れるしかない

やはり、実際に試験を解いていても、すべての正誤が分からないと正解できない選択肢は非常に厄介でした。

しかし、選択肢の構成について文句を言っておいても得点率は高まりません。

あらかじめ、「経済学ではすべての選択肢の正誤が判断できなければ解けない」と思っておきながら学習を進めましょう。

学習を進めていくうちに少しずつ選択肢にも慣れていきますし、やはり頻出の論点がしっかり理解できていれば選択肢がどうであれ正解することができることに気が付くはずです。

経済学・経済政策の合格のポイント

ここまで、経済学・経済政策の難しさの理由や、私の受験を経た感想をお話ししました。

そのうえで、経済学・経済政策で確実に合格を勝ち取るためのポイントをお話しします。

重要論点を極めることに集中する

学習のゴールは、「重要論点を確実に正解して60点以上を取る」ことです。

上述した通り、経済学の理論は深入りすればどこまでも学習が終わりません。

時間と労力を効率的に使うため、「必要な理論を、必要なレベルまで」学習を進めることを意識しましょう。

経済学に限らず、中小企業診断士・一次試験は60点を取れば合格です。

そして、経済学に関しては、重要論点を確実に得点できれば60点は十分に狙うことができます。

重要論点かどうかを判断するときには、TAC出版が公開している受験者の正答率を用いましょう。

 A
(正答率80%以上)
 B
(60%以上80%未満)
 C
(40%以上60%未満)
 D
(20%以上40%未満)
 E
(正答率20%以下)
3(12%)6(24%)12(48%)2(8%)2(8%)
令和4年度 経済学・経済政策の正答率の分布

この時、「A」と「B」さえ確実に得点し、「C」を半分得点できれば、正答率は60%となります。

そして、「A・B・C」に該当する問題は、重要論点さえしっかり学習できていれば得点できる問題です。

「D」や「E」に該当する問題は、出題数が少ないうえに内容が難しい、もしくは過去問に出題例のない問題でしょう。

経済学を効率的に攻略するためには、重要論点を確実に得点し60点を超えることを目指すことが鉄則です。

グラフは簡易的に書いてみる

経済学・経済政策で頻出のグラフを読み取る問題は、グラフを簡易化して書いてみることで理解が進みやすいです。

経済学で出題されるグラフを用いた問題では、「グラフが何を意味しているのか」や「外的環境の変化によってグラフがどう変化するか」を読み取ることが求められます。

このとき、それぞれのグラフについてシンプルでいいので一度ご自身で書いてみましょう。

どんなに複雑そうなグラフでも、言いたいことは1つだけであり、なるべくシンプルにグラフを書いてみることですっきりと理解できるはずです。

「需要曲線・供給曲線」や「IS-LM分析」など、重要論点のグラフはシンプルに書いて覚えてしまいましょう。

理論が理解できないときは調べる

経済学を学習していると、必ずどこかで「何言ってるのかわからない」という論点にぶつかるかと思います。

どうしても理解ができない内容と出会ったときは、参考書から一度離れネットでその理論について調べることがオススメです。

ネットには、経済学の難解な理論をシンプルに分かりやすく解説している記事がたくさん公開されています。

もし時間に余裕があれば、その記事をまとめたノートなどを作っておきましょう。

あくまで難しすぎる論点には深入りせず、過去問で分からない論点があったときにはネットを活用しましょう。

経済学の専門書を読むのは効果的?
経済学の初学者に対して、導入として経済学の専門書を読むことがオススメされることも多いです。

結論、わざわざ専門書を買って読む時間を作る必要はないと考えています。

確かに、経済学の初学者にとっては、いきなりテキストを読んでも理解が進まないでしょう。しかし、ネットの記事を読みながらテキストを学習していけば、そこまで難解な論点は少ないことが分かるかと思います。

経済学の専門書は、中小企業診断士試験を攻略するための本ではないため、診断士試験では必要ない領域まで学習してしまうこともあるでしょう。

他の科目も並行して学習を進めなければならないことを考えると、ネット記事とテキストだけで必要な論点をマスターし、他の科目に時間を割いた方が効率的だと考えます。

経済学・経済政策の合格のポイント
  • 重要論点を確実に得点し、60点超えを目指す学習を行う。
  • グラフはなるべく簡易的に書いてみることで理解する。
  • どうしても論理が理解できないときはネット記事を調べる。

実際に実践した勉強法

最後に、実際に私が実践していた学習の進め方・勉強方法を紹介します。

STEP
テキストで知識をインプット

まずは、テキストを使って理論・グラフの意味を暗記します。

経済学では、経済理論や指標の暗記はもちろん、グラフの意味や変化についてを暗記する必要があります。

テキストに記載されている内容は、過去の出題を踏まえた出題可能性の高いものですので、テキスト以上に深入りしないよう意識しながらインプットを進めていきましょう。

私は診断士試験の対策テキストとして人気な、TAC出版の「スピードテキスト」を使用していました。

数あるテキストの中でも多くの受験生に愛用されているテキストで、やはり出版社独自の過去問分析に基づいた「無駄なく・漏れなく」の掲載内容が非常に優秀です。

また、経済学特有の難解な理論に対しても、なるべく簡潔でわかりやすい解説が付されているため、初学者でもテキスト一冊だけで学習が進めていけるでしょう。

このテキストは何度も読み返して愛用していたので、この一冊だけは本気で極めましょう!

また、時間の有効活用のたま、暗記アプリである「フラッシュカード」を使っていました。

自由な内容・形式でご自身だけの暗記カードを作成できる無料アプリです。忙しい中で学習を進めるとき、スキマ時間に暗記を進めることができる、勉強の効率が大幅にアップするオススメアプリとなっています。

STEP
科目ごとに問題集を解く

インプットが進んだら、問題集を用いてなるべく早い段階で一度アウトプットを行いました。

私は、1科目(1章)の暗記が終わったらその内容の問題を解いていました。

やはり、ただ知識や理論を暗記するだけでは意味がなく、問題が解けるようになることがゴールです。

早い段階でアウトプットを行うことで、インプットした知識が試験でどのように問われるのかを知ることができますし、知識をさらに定着させることにも繋がります。

私は、テキストに合わせてTAC出版から発売されている、「スピード問題集」を使用していました。

各内容ごとに問題がもれなく掲載されていますし、過去問を中心とした実戦レベルの問題となっています。

グラフの問題についても、グラフを用いて丁寧に解説されているため、応用問題への対応もこの問題集だけで十分に行うことができるでしょう。

STEP
過去問を解く

最後は、より実践レベルに仕上げるために過去問を解き進めます。

私は7科目すべての学習(テキスト+問題集)が終わったタイミングで過去問を解き始めました。

1科目の学習が終わった直後であれば、記憶も新しいためある程度の得点が取れるはずです。

しかし、中小企業診断士・一次試験は、7科目合計で60点を取る必要があるため、全科目の知識がバランスよく定着していることが求められます。

そのため、全ての科目の学習が終わったときに、本番同様に、複数科目分を一気に解く方がより実践に近しい形で過去問を生かすことができると考えていました。

また、間違えた問題や悩んだ問題はチェックしておき、「まとめノート」を作成しておくことで復習を行いました。

過去5年分の過去問を3回ずつくらい解き、間違えた問題を中心に復習を繰り返すことで、本番までに1%で得点率を高めるようにラストスパートをかけましょう!

過去問についても、TAC出版の「第1次試験過去問題集」を使用していました。

過去5年分の問題と解説が掲載されており、どの問題も解説を読めば理解できるくらいに丁寧でわかりやすかったです。また、受験者の正答率も付されているため、捨てる問題が一瞬でわかるのもありがたいです。

以上が、私が実践していた勉強方法になります。

学習の進め方については、それぞれ人に合った方法があるかと思いますので、ひとつの参考にしていただければ幸いです。

やはり、経済学・経済政策の攻略で意識すべきは、「重要論点を確実に得点し、難解な理論には深入りせずに60点超えを目指す」ことです。

二次試験との関連度も低いため、効率的な学習を意識することで他の科目に注力する時間を作れることが理想的ですね。

まとめ

当記事を最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今回は、中小企業診断士・一次試験を一発で独学合格するために、「経済学・経済政策」について、科目の概要から難しさの理由、合格のポイントと具体的な勉強方法を解説しました。

やはり中小企業診断士・一次試験は、全7科目をいかに効率的に学習できるかが攻略のカギです。

そして経済学・経済政策は、初学者には難解な独特の理論・モデルが出題されるため、本当に重要な頻出論点に絞って深入りせずに学習を進めることが重要です。

中小企業診断士を目指す皆様が学習を進める中で、少しでも参考になれば幸いでございます。

他にも中小企業診断士に関することを記事で発信していますので、勉強の合間に是非とも呼んでみてくださいね!

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