【体験談】退職で感じる「申し訳ない」との向き合い方|切り出す勇気と伝え方が重要

「会社を退職したいけれど、上司やお客さんに申し訳なくてなかなか切り出せない…」

今まで仕事でお世話になった上司やお客さんに対して、自分が退職することで迷惑をかけてしまうことを申し訳ないと感じることは当たり前のことです。

いざ退職することを決意しても、どうしても「申し訳なさ」を感じることで躊躇してしまう方も多いでしょう。

この記事では、実際に新卒で入社した会社を退職した私が、退職を伝えるときに感じたことや、勇気を出して退職を宣言し、円満に会社を辞めるためのポイントをお話しします

実際に私も、退職を決めたはいいものの、お世話になった上司やお客さんと仕事をしている中で「申し訳なさ」を感じることで、なかなか退職を切り出せずに悩んでいた時期がありました。

しかし、勇気を出して退職を宣言し、丁寧に理由を伝えることで前を向いて次のキャリアに進むことができることも実感しています。この記事を読んでいただいた皆さんが一歩踏み出す際の手助けになれば幸いです。

この記事でわかること
  • 私が実際に退職をして感じた申し訳なさ
  • 退職の際に感じる申し訳なさとの向き合い方
  • 退職を切り出す勇気を出すためのポイント
  • 円満に会社を退職するために意識するべきポイント

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目次

私も退職するとき「申し訳ない」と感じた

まず初めに、実際に退職をした私の体験談をお話しします。

新卒で入った会社を2年で退職

私は、新卒で入社した会社を2年で退職しました。

職場の人間関係やお客様に恵まれ、会社や仕事に不満は無かったのですが、ずっと目標としていた独立開業を叶えるために退職を決断しました。

新卒入社から2年で退職となると、一般的には「早期退職」と言われるでしょう。

社会人経験も少なく、会社やお客さんへの貢献もできていない中での退職になるため、お世話になった人への申し訳なさや独立開業への挑戦への不安など、様々な葛藤の中で決断した経験をお話しできればと思います。

この記事を読んでいる方は、少しでも退職を視野に入れている方かと思います退職したい理由は人それぞれですが、私の経験が皆さんの判断の参考になれば幸いです。

先輩・上司への申し訳なさ

社会人経験も実務経験もない新入社員を1から面倒を見てくれたにも関わらず、やっと戦力になりつつあるタイミングで退職するのは、めちゃくちゃ申し訳なかったです。

幸いなことに、上司は私の退職に対して、やりたいことや思い描くキャリアを優先してほしいと言ってくださっていました。

とはいえ、そこまで自分のわがままを受け入れてもらえると、さらに申し訳なさが強くなってきます。

先輩や上司への申し訳なさを解消するために
・仕事や職場への不平不満があっても言わない
・感謝していることを率直に伝える
・仕事を通じて学んだことを次のキャリアで生かせることを示す
・退職までの期間でなるべく成果を残す

キャリア形成に理解のある方であれば、会社での経験を生かして次のステップで活躍することを応援してくれるはずです。

感謝を率直に伝えることが、お互いに円満に話が進むきっかけになると感じています。

担当のお客さんへの申し訳なさ

業務を通じて成功も失敗も経験させてくれたお客さんに対しての申し訳なさも強く感じました。

私は、化粧品メーカーの営業という職種だったため、担当のお客さんが「代理店」と「美容室」になります。

特に「代理店」に対しては、一緒に美容室を訪問して営業をしたりと一緒に仕事をさせてもらうことが多く、プライベートでも仲良くさせていただいていました。

ひよっこ新入社員のサポートをしてくれた感謝と、関係性ができつつある中で業務の幅も広がりつつある中での退職だったため、私が退職を躊躇する一番の要因になっていました。

担当のお客さんへの申し訳なさを解消するために
・引継ぎや挨拶はしっかり行う
・悩んだ末に決断したキャリアをしっかり説明する
・退職までの期間にできるだけ成果で貢献する

最も大事なのは、退職に際してなるべく先方に迷惑をかけないことでしょう。

もちろん退職をすることによって、引継ぎや挨拶で迷惑はかかります。

それらの業務をしっかりと済ませて、なるべくスムーズに引継ぎができるように努めることが大切です。

親や家族への申し訳なさ

早期退職は、親や家族に対しての申し訳なさも感じるかと思います。

私の場合は、大学を卒業してやっと就職して自立したかと思いきや、2年後に独立開業すると言い出したわけです。

私の親は、自分の人生は自分で決めればいいと言ってくれるのですが、やはり安定しないキャリアに突っ込んでいくことに心配をかけてしまうでしょう。

親や家族への申し訳なさを解消するために
・自分の理想のキャリアや生き方を伝える
・次のキャリアや実現可能性など、詳細に伝えることでなるべく心配をかけない
・定期的に顔を合わせて近況を報告する

親や家族に対しては、なるべく心配をかけないように努めることが重要だと感じています。

私は会社員時代は地方で一人暮らしをしていたため、帰省できても月に一回程度です。

しかし、退職前には電話で何度も相談したり、進捗があればすぐに報告していました。

退職を切り出す勇気を出すために

退職を決意しても、いざ上司に伝えようとする際には切り出す勇気が必要です。

しっかりと意思を伝える勇気を出すために意識していたポイントをお話しします。

色々な人に相談をする

ひとりで考え込むのではなく、色々な人に客観的な意見を聞くようにしましょう。

ひとりで考えていても、自身の考え方やエゴが強くなり冷静な判断ができないこともあります。

年代や性別、その人との関係性を問わず、色々な人に客観的な意見を聞くことで、自分の判断や選択が本当に正しいかどうかを改めて確認することができます。

また、退職を切り出すときにも自信を持って伝えることができるきっかけにもなります。

私は退職後にフリーランスになることを想定していたため、フリーランスとして活躍されている方にはもちろん、長く会社員をされている方にも相談しました。多様な価値観や考え方に触れることが大切です。

引き止められても動じない決意をする

退職を切り出す勇気が出ないのは、決意が足りていないからかもしれません。

実際に退職を上司に切り出すときは、想像以上に勇気が要ります。

ご自身のキャリアの中で最適な選択なのか、上司やお客様への迷惑を加味した上でも退職を切り出せるのか、あらゆる角度から考え抜いたうえで退職を決意してから切り出しましょう。

また、いざ退職したい旨を伝えたとしても、上長に引き止められることもあります。

その時に、自分の意思をしっかりと説明した上で断れるくらいの決意が必要になります。

私も退職を切り出したとき、支店長から直接引き止めの連絡をいただきました。この時、上長からの引き留めに対してもブレない意思と、納得していただける理由を検討しておく必要があります。

双方が納得できる退職理由を考える

いざ退職を切り出したときに、その退職理由が納得できるものであることが必要です。

退職理由で考えるべきポイント
・キャリア形成のための「前向きな退職」であること
・ネガティブな要素が退職の原因になっていないこと
・今でなければいけない明確な理由があること
・既に退職する決意ができており、そう簡単にはブレないこと

会社の人間関係や業務内容などの不安など、「マイナスな退職」だけは避けましょう。

自分のキャリアを深く考えたうえで、次のステップに進むために今退職することが最適であることをしっかりと伝え、「応援したい」と思えるような退職理由であることが大切です。

私は、キャリア形成のための早期退職には賛成ですが、ネガティブな理由での「マイナスな退職」はしない方がいいと考えています。会社にとっても良い退職ではないでしょうし、次の職場でもマイナスな面に目が行ってしまう繰り返しになりやすいです。もちろんブラック企業は別ですが…

次の仕事を決めておく

退職した後に次の仕事があることで、不安なく退職を切り出すことができます。

転職するのであれば次の会社から内定がある状態で、独立するのであれば副業などである程度の収入がある状態で退職を切り出すことで、いわゆるニートになる不安を解消できます。

次が決まっていない状態では、いくら退職への決意が強くても不安が勝ってしまうでしょう。

退職を切り出す勇気を出すために
  • 年代や関係性を問わず、色々な人に相談して客観的な意見を取り入れる
  • 引き止められても動じない強い意志を持つ
  • 双方が納得できる「前向きな退職」である理由を検討する
  • 次の仕事がある状態を作っておくことで不安を解消する

なるべく迷惑をかけず円満に退職するために

会社を円満に退職するには、伝え方はもちろん、伝えた後の対応も重要です。

ここでは、円満な退職を実現するために意識するべきポイントをお話しします。

まずは直属の上司に相談をする

退職する旨は、いきなり上役に伝えるのではなく、まずは直属の上司に相談しましょう。

自分が退職するときに最も影響を受けるのは、近しい距離にある直属の上司です。

自分が考えている退職理由を上司に伝えることで、もし不満があるのであれば解消する方法を検討することもできる可能性もあります。

また、上長やお客様への伝え方も一緒に検討し、より円満に退職を進めることができるでしょう。

一緒に仕事をしてきて距離が近いからこそ、退職するときも強い味方になってくれるはずです。

私自身、直属の上司は仕事面でも尊敬できていたし、プライベートの話もできる関係性でした。そのため、退職の旨を伝えるのは心苦しかったですが、相談したことでより前向きに退職を検討でき、手続きも円滑に進めることができたと感じています。

会社への不満やネガティブな意見は言わない

退職理由には、会社への不満やネガティブな意見は含まないようにしましょう。

円満に退職するために最も重要なのは、退職理由が「前向き」であることだと感じています。

会社への不平不満を伝えたうえで退職すると、会社側からしても人事組織の問題点として捉えられるかもしれません。

何よりも、伝える側も気持ちよくないですし、退職日までの業務も気まずくてしょうがないかでしょう。

もし会社への不平不満があったとしても、わざわざ伝えない方が円満に退職できる可能性は高まります。

退職を2か月前に伝えれば、残り2か月は退職が確定した状態で業務を行うことになります。また、人事部との手続きや書類の受け取りなどもあるため、なるべく穏便に済ませる方が得策です。

退職の2か月前には伝える

退職する旨は、希望退職日の2か月前には伝えるようにしましょう。

退職するとなると、必ず自分のポストを後継する人がいるはずです。

会社やお客様に迷惑をかけないように、2か月間の猶予を持ってしっかりと引継ぎ・挨拶を行うことが、円満に退職するためには必要不可欠です。

会社の就業規則や法律では。2週間前に伝えなければならないとされることが多いですが、会社やお客様に対する影響を考えりうと、2か月前に伝えるべきでしょう。

私は希望退職日の2か月半前に退職したい旨をお伝えしました。しかし、自分と後継者・上長とのスケジュール調整などを行うとかなりギリギリで引継ぎが完了する流れになったため、直属の上司と相談した上で余裕をもって伝えるようにしましょう。

引き継ぎはしっかりと行う

いざ退職が確定したら、引継ぎや挨拶はしっかりと行いましょう。

自分が退職する際に会社側が最も重要視するのは、お客様になるべく迷惑が掛からないようにすることです。

退職日までに業務の引継ぎを完了させて、後継がなるべく仕事がしやすいように業務を整理して退職することで、会社やお客様への迷惑を最小限に留めることが重要です。

会社に属する上で最後に果たすべき責任として、引継ぎは丁寧に行いましょう。

なるべく迷惑をかけず円満に退職するために
  • まずは最も距離が近い直属の上司に相談をする
  • 退職理由では、会社に対する不満やネガティブな意見は言わない
  • 退職希望日の2か月前までには退職したい旨を伝えておく
  • 引継ぎ業務や挨拶はしっかり行う

どうしても伝えられないときは「退職代行」を使う

ここまで、退職の際に感じる申し訳なさを克服し、会社を円満に退職するためのポイントをお話ししてきました。

しかし、退職を望んでいる方の中には、どうしても会社との円満な退職ができず、今すぐにでも会社を辞めたいという方もいるでしょう。

そのような場合は、「退職代行」を活用することを検討しましょう。

また、数ある退職代行サービスの中でも、「退職代行ガーディアン」がオススメです。

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退職代行サービスを選ぶときは、運営元の事業形態を見ることが大切です。

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全国どこからでも、即日で退職可能ですので、どうしても今すぐに会社を辞めたい方は検討してみてもいいかもしれません。

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まとめ

当記事を最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今回は、会社を退職する際に感じる「申し訳ない」との向き合い方から、退職を切り出して円満に会社を辞めるためのポイントをお話ししました。

会社を辞めるという選択は、人生の中でも大きな分岐点になります。

まずは、自分の理想とするキャリアの中で退職をすることが本当に最適なのかをしっかりと検討しましょう。

そして、いざ退職をすると決意したのであれば、なるべく会社やお客様に迷惑の掛からない円満な退職に勤めましょう。

「前向きな退職」であれば、会社も応援してくれるはずです。当記事を読んでいただいた皆様が勇気をもって、一歩踏み出すきっかけになれば幸いです。

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